染谷花菖蒲園

染谷花菖蒲園は、埼玉県さいたま市見沼区染谷にあります。
電車で行くときは、大宮からバスと書いてありました。
300種、22000株の花菖蒲が育てられ、6月だけの開園です。
植木の生産販売をしている人が、屋敷の北側の湿地の活用法として花菖蒲の
栽培を思いついたのが始まりだそうです。毎朝7時から花がら摘みをしている
ということで、花はどれも綺麗な状態でした。

最初に目についたのは、他でもみたことがある「佐野渡」さののわたし
大輪の白い六英花で半垂れ平咲きです。江戸系。白い花は清々しくて好きです。

目立ってきれいだったのは、「日月」（じつげつ）です。
白の垂れ咲き三英花で、鉾が紅紫色です。長井古種。

「にじの巴」は紅紫に白い縞、垂れ咲きの三英花です。江戸系。

「清少納言」は、薄藤色に濃い藤色の脈入りで、平咲きの三英花です。江戸系。
爽やかな色で低めの丈、群れになって咲いているのが、美しく印象に残りました。

他でも見かける「稚児化粧」は、六英花の大輪で垂れ咲きです。肥後系。
白地に薄赤い絞りがお稚児さんが化粧をしてるかのように見えます。

「つくばね」は、紅紫に細い筋入りの平咲きの三英花です。江戸系。

上向きに咲きます。

「黒雲」くろくも　は、黒紺紫の平咲き六英花です。花が終わりなので、
平咲きなのに、花びらが垂れています。剣葉が特徴です。江戸系。

「深海の色」は、大輪で、濃いルリ紺色の半垂れ平咲き六英花です。肥後系。
立派で美しいです。神秘的な色が深海の色なのでしょう。

「浮寝鳥」うきねどり　は、純白の深咲き三英花で、丈が高いので、鳥に
見え、つけた名前なのでしょう。江戸系。

「スティップル・ドリップルズ」も見かけることが多いアメリカ産の
花菖蒲で、白地に赤紫の縁取りでフリルが特徴の六英花です。

東鑑　あずまかがみ　は、白地に鮮明な紫の脈。芯は紫地に白の覆輪の
平咲き六英花です。江戸系。好きなタイプの花です。

花菖蒲だけでなく、紫陽花もたくさん植えられていました。
黄色い花菖蒲は、「愛知の輝き」で、花菖蒲を黄菖蒲と交配したものです。
本来、花菖蒲に黄色はありません。

「遠山烏」とやまがらす　がたくさん咲いていると、烏が飛んでいるように
見えました。艶がある濃い紫で花びらが厚い大輪の八重咲です。肥後系。

染谷花菖蒲園の花がたくさん出ているサイトは、http://www.kogures.com/hitoshi/flower/hanasyoubu/index.html#kakudai

コメント 6

私も菖蒲園に行ってきましたが花菖蒲も本当に種類が多いですね！＾＾
by tomi_tomi (2022-06-24 02:58) 

浦和美園駅って、南北線の終点駅ですよねぇ～。見事な菖蒲園なので来年にでも行ってみたい気はありますが、相互乗り入れの東急側終点の日吉出発で終点まで１時間20分。座ってれば着くと思えば、意外とハードルが下がる・・・かなぁ（＾＾；。

日月は確かに美しいですね。mickyさんの撮られた写真もキレイに写ってますね。元々の原種であるノハナショウブは紫１色なのに、何をどうするとこんなふうに花びらが純白になって、更に鉾だけが紫に・・・って変化していったのか、僕には全く想像も出来ません。品種改良の神秘ですね（＾＾。

by yk2 (2022-06-27 00:44) 

tomi_tomiさん、大阪の城北公園・花菖蒲園の記事読みました。
広い所ですね。花菖蒲の名札を入れて写真を撮ってくださってるので、花の名前がわかり勉強になりました。白と紫系のものばかりで、統一感があってすてきですね。

by micky (2022-06-28 23:56) 

yk2さん、東横線は副都心への乗り入れだけでなく、南北線にも乗り入れてるんですね。所要時間が1時間20分！私は京成バラ園に行ったとき、電車に1時間以上乗りましたが、本を読んでるうちにつきました。yk2さんも本をご持参になるといいですよ。

「日月」を見てると、鉾の部分だけが紫で、原種の「ノハナショウブ」の色が残ってますね。花弁はもとの紫一色から白の筋目入りが生まれ、それが白一色へ、ピンとこないです。ほんと、神秘の世界ですね。
by micky (2022-06-29 02:00) 

広々した菖蒲園ですが300種22000株とは凄いですね。
花の種類も沢山あるようなので見応えがありましたね。
by お散歩爺 (2022-06-29 06:03) 

お散歩爺さん、コメントありがとうございます。
染谷さんという名前の人の花菖蒲園かと思ったら、染谷という地名でした。造園業をなさってるとのこと、かなり広い土地でした。紫陽花などの苗や家の畑で作った野菜も売ってました。
by micky (2022-06-30 00:36)